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誰もが一度は合コンとか飲み会で聞かれたことがあるでしょう。「SかMか？」という質問を。まあそんな質問が出るような飲み会なんてロクなもんじゃないですし、それに参加している貴様もクソ以下の低レベルゴミ虫野郎です。呼吸し二酸化炭素を排出していることを母なる地球ガイアに土下座謝罪すべきレベルで無価値な存在だと自覚したほうが…むッ！貴様…ッ！こんな罵倒されているのにその恍惚とした表情ッ！質問するまでもなくマゾ野郎！！それもハンパなレベルじゃないことはその口から垂らした唾液の量でわかるッ…！わかるぞッ！

なぜなら俺もまた、結構なレベルのドマゾだからです。

ちょっと意図せずしてウェルターズオリジナルっぽい表現になってしまった照れがありますが、マジで俺はマゾです。最近仕事でトラブルめいたことがあるとウキウキしますし、『明日中にこの資料なんとかしてくれ』とかパワハラめいたこと言われると、血が沸き立ち『やったろうじゃねぇか！！ちきしょうこれだから止めらんねぇぜッ…！』と思いますし、よく考えたらランニングが大好きなのも息苦しくなってきてぜーはー言ってるときが一番楽しいことに今書きながら気が付きました。生きてる！俺！って実感しません？しますよね？しない？なら死んでますね。マジ南無。

いや別に俺はマゾ自慢したいわけじゃなくてですね。エロビデオで一瞬でもボンテージが出ると冷めるあたりマゾとしてまだ未熟だなと自省しきりです。口に穴の開きまくったピンポン玉っぽいやつとか出るとめっちゃ早送りしちゃうんすよね。まだまだ俺もドラゴンボールのサイヤマゾ人でいうところのラディッツレベル、キン肉マンでいえばケンダマゾレベルなんだなって反省しきりです。でも同時にマゾとしての伸びしろがあるっていう楽しみもあるんですけどね。あっ、大丈夫ですよ。ちゃんと自分で何いってんだ俺って自覚してますよ。今この瞬間けっこうヤバいなって思ってます。

ですが振り返って考えてみると、マジマゾでよかったなあ！と思うことも多いんですよね。だって人生長いじゃないですか。ずっと幸せだったり楽しかったりするわけないんですよ。楽しい時期と辛い時期が山と谷みたいにどうしてもあって、逆にいえばそれが醍醐味だと思うんです。辛い谷の深さがあるからこそ山の高さが気持ちいいんだと。ずっと高い山の上だったら平地と変わらなくて、それこそフラットで何もない人生とある意味同じなんじゃないですかね。山の高さが楽しいのは当たり前で、だからこそ谷の深さを辛いってなげくんじゃなくて、楽しめるマゾ根性こそが人生を幸せに生きるコツなんじゃないかって、マゾなりに思うんですよマジで。マゾでマジで。

だからこれからも苦しい状況、辛い環境に置かれたときにこそ、ちょっと客観的に自分をみて楽しむマゾ根性を忘れないようにしようと思うんです。めちゃくちゃ怒られてるときに『今の俺ドラマだったら瞬間最高視聴率撮れてる！』って悦に浸ったり、ものすごい逆境におかれた時こそ『ここが彼の人生における分岐点だった…』って一人つぶやいたりすると結構楽しいものです。あと辛いゲージを自分の中に作って、それがたまるとアマゾンポイントに変えられる、とか設定するのもおすすめです。Paypayでもいいです。別に。変えられませんけど。

 また逆に無理に面白がる必要も無くて。めちゃくちゃ辛い、悲しいなって感じるだけでもいいと思うんです。谷の深さを実感することも、そこから這い上がることと同じか、それ以上に大切なことじゃないかと。そしていつか這い上がる勇気を持てたときに本当に成長した、苦難を乗り越える力を得たってことになると思うんです。そうです。大丈夫です。今すげえいいこと言ってるな俺って気づいてますから。うつ病で自殺一歩手前のメンヘラアラブ富豪がこれみて勇気付けられ、そのお礼として俺に油田の権利くれねーかなって思ってますから。

ほら。山とか谷とか言っててもやっぱ人生、金。

札束でねじふられねーもんなんて無い！ねーのよ！

マネー・イズ・オール！