そのラリアットはマジでヤバい

おっさんIT系サラリーマンの自意識が高ぶったときに、ふとぶちかます雑記です。

東京マラソン2019を終えて今、思うこと

 


完走しました!東京マラソン2019。3月3日当日はそこそこ暖かった2月末から一気に6度まで気温が下がり、風雨がビシバシに横殴る中で42.195キロを走るという、まさに狂ったマゾが輝く舞台でしたね。参加総数が3万8000人、これで倍率12倍ですよ。すごすぎる。日本人のドマゾ奴隷精神ここまできたかと。つまりネットやメディアでちやほやして狂ったマゾどもを集めれば『代々木のきったねえ路地裏に落ちてる何かをぺろっと生で食すぜ選手権』でも700人は固いですね。

 

やろうぜ小池知事!2020に向けて!

 

まあ俺はやんないですけど、そんな自分にとって今回は初のフルマラソンでもあったわけで、週に1,2度10キロほど走る趣味ランナーとしても緊張して望んだ場だったんですよ。で、走りきったわけですが、よくオリンピックとか競技会を終えた選手が爽やかな汗をぬぐいながら言うじゃないですか。『支えてくれた周りの人たちに感謝したい』『辛いときもありましたが、やっててよかった』って。その言葉には苦難を乗り越えた達成感から湧き上がる純粋な感動がありますよね。俺も走り終えた今、思い返すと同じように心の底からわきあがる感情があるんですよね。

 

ぶっ殺してやっぞ貴様ら!!!!

ただで済むと思うなよマジで!!!!

 

感謝?否!それは怒り。東京マラソン始まる前から終わった後まで、すべて怒りの赤に血塗られていたといっても過言ではありません。その詳細を以下にお知らせします。

  

1:開始前のセレモニーが長すぎる

これね、参加したランナー全てガチで思ってますよ。私もスタート前トイレに行き、大小出し切って短パンとシャツ、ウィンドブレーカーっていう服装で並びますよね。そこからセレモニーが始まって終わるまで40分近く。気温6度だぜ!?クソ寒い雨の中40分さらされてみ?ゴビ砂漠で干物寸前のジジイだってしょんべん漏らして凍死するわ!!マジでおしっこダム決壊寸前で、セレモニーで歌う小学生とか、演説かます都知事とか、呼ぼうとすると舌が噛み千切れそうな名前で紹介されるケニアの招待選手たちとか、皆話したこともないし恨みも無いですが、ただシンプルに俺のしょんべん漏れるから死ね!!!新宿都庁前で4万人超の群集の中、あらゆるメディアに囲まれながらしょんべん漏らしたくねんだよ俺は!!今すぐみんな死んでくれ!!って思いましたね。

 

マジでこれが東京マラソンで一番きつかったです。はしり始めてから即トイレ行っても同じような半裸のおしっこダム決壊寸前マゾランナーたちがくねくねした長い列つくってて、マジで15分くらい並ぶんですよ。ふぬおおおおおおおおおううう!!

 

2:沿道の応援が次第にうっとおしくなる

東京マラソンの名物といえば、延々と最初から最後まで続く沿道の応援だっていいますよね。そりゃね、生まれてこの方こんな多くの人たちに応援されたことなんて無いんですから、そりゃ嬉しいもんですよ。でも10キロくらいですかね。ちょっと気づき始めるんですよね。『この人たちは知り合いやランナー全体を応援しており、俺自体を応援している人はいない…』ってね。そんで20キロくらいですかね。また気づくんですよ。『この人たちはランナーすら応援しておらず、ただ東京マラソンに参加したって言う自己満足が得たいだけなのでは…』ということに。そんで30キロくらいにまた気づきますね。『こいつら、疲労と風雨と寒さで限界に近い俺に向かって、よくも最後まで笑顔で!とか、無責任にがんばってとか言えるな!!笑顔なんて出せるかクソが!!死ぬほど頑張ってんだよこちとらよ!!てめぇらぬくいコートに包まれて安全地帯から見下しやがって!!半裸で雨の中3時間近く走ってから言え!!卑怯者どもが!!』ってね。本当に思ってました。マジで。

 

3:足がマジで動かなくなってヤバい

俺も事前に練習で30キロ走はしたのですが、余裕で3時間切れたので結構フルマラソンも自信満々でした。ですがフルマラソン走った経験のある人たちがみんな言うのは、35キロの壁があるよと。35キロになると足が動かなくなるものだ、と。俺は全然信用しておらず、なんなら37キロくらいまでは結構順調で、腹がめちゃくちゃ空くけどこれならいけるなーと思っていたのですが、マジで急にきた。雨で体が冷え切って、空腹と筋肉痛と疲労で足が本当に前に出ません。一歩走ろうとすると足全体に激痛が走り、歩くのがやっと。びっこ引きながら残り5キロを歩きましたが、情けなさと疲労と痛みでマジで辛かったです。そんな中沿道の人たちが「がんばって!」と差し入れを渡してくれるのですが、それがデカくて固めのかりんとうだったときには本当に殺してやろうかと思いましたね。限界に近いランナーにはデカくて固いかりんとうは凶器!!義務教育でちゃんと教えろ!!!声に出して読みたい日本語に入れろ!!!

 

っていうですね、まあ正直さわやかなスポーツマンシップとは程遠い性格なのは自分でもわかってはいます。それでも皆さんに伝えたいのです。寒さと疲労で限界近くまで気力と体力を削がれた中、激痛の足を引きずりながら40キロ地点くらいで本当に棄権しようかなと思うくらい辛かったんですけど、スタート地点で俺の膀胱を決壊させようとたくらむ都知事への怒りから始まって、沿道でぬくぬくと身勝手な応援する人たちへの怒り、疲労で動かない自分の体に対するグログロとした怒り。なんなら応援よりその怒りのパワーのおかげで走り続けられたといっても過言ではありません。

 

 

沿道のみなさん、一周して本当にありがとう!!

 

マジでぶっ殺してやっからな!!

 

 

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