コロナ禍 雑感

どうもこんにちは。都内にお住まいの方はいまだに自粛が続く中、のっぺりとした在宅業務と彩りのない休日を過ごされていると思いますが、お元気でしょうか。さすがに飽きましたけど、外出しなきゃいけない仕事や飲食店などの大変な方々には申し訳ありませんが、心のどこかで「これも楽でいいかも」と思う部分もあったりします。

まず禁煙みたいな書き方になりますが、4月初旬あたり。在宅業務で基本不要不急の外出自粛となってからの2週間が一番キツかったですね。元々外に出ることが大好きだったわけで、それがずっと家にいることになるわけですから、そのストレスに慣れるのにすごく時間がかかりました。仕事においても対面での人的感情を抑えるってのが醍醐味のBtoB営業がWEB会議で仕事ができるわけない！客や社内の関係者と切った張ったが遠隔で出来るわけない！とか思ってましたし、休日もほとんど家で刺激がなく、平日とのメリハリがないのでのっぺりとした風に感じられて、『あれ？仮面ライダーって毎日やるんだっけ？』みたいに一週間が超速に感じられたりしました。まあ一言でいえば、こんな監獄みたいな毎日嫌だ！と思っていたわけです。

それが4月末からGWにかけてはさすがに諦めというか、これ受け入れざるを得んよな、という気持ちになってきました。仕事においては考えてみれば今まで移動や調整に使われていたことがWEB会議で一瞬で終わるし、WEB会議でも要件こなすのにそんなに支障はないですし。紙の書類ルールも臨時的にとはいえ電子化され、今まで必然と思っていたことが考えてみればあれ不要じゃね？みたいなことが数々あり、むしろ業務における本質とはなにか？を無理矢理にでも考えざるを得ないいい機会だったのではとすら思えます。

それは仕事以外の日常においても結構当てはまることで、おいしいグルメや楽しいお出かけスポット、そういうところに行かなければ楽しい休日は送れないのだ！と思っていましたが、考えてみれば体をある程度動かして外の空気に触れられればそれなりに気分転換になるんですね。サハラ砂漠やテーブルマウンテンに行くならまだしも、日帰りで行けるところなんてそんなに見たこともないスペクタクルな景色はないわけで、行ったことのない路地を早朝に散歩したり、ちょっと遠い公園までランニングするだけでも自分の外出欲は満たされるということに気が付きました。これも日常に求める自分の本質的な欲求はなんなのか？に気づく良い機会であったと思います。

で、今はGW開けてもう5月中旬。コロナ禍の在宅モードに完全に慣れ、むしろこのままがいい！満員電車いやだ！IT活用し無駄を減らした本質的な業務こそ至上！と思っていたのですが、なんかこれはこれで味のないリッツ、いや今はルヴァンか、ルヴァンばっかり食べている気がしてきましてね。リッツパーティーにいってトッピングが全部山芋だったら嫌じゃないですか。いやそれ健康にもいいしリッツのサクサク感ともGAPがあっていいけど、ぬめっとしてて嫌じゃね？みたいな。あ、ルヴァンか今は。うるせー！何がルヴァンだコラ！「ヴァ」ってめちゃくちゃ打ちづらいんだよ！！あとルヴァンパーティーっていうとなんか遠くから栗寛の声がする気がしません？ふ～じこちゃ～

無駄ってやっぱり、いるんだなって。

通勤時に寄り道してくう立ち食いそばだったり、会社でコーヒー買うついでにする『あの部長またキレてたわ～』っていうしょうもない会話だったり、お客さん先に商談に行って大惨敗して帰りにみんなで慰めあう飲み会だったり。それどうでもいいじゃん、っていうものなんですけど、それらがないと、心のどこかが乾いたスポンジのような、水に戻す前の高野豆腐のような、カビの生えたラスクのような、しけかけの何もオンされていないルヴァンのような、あ、もういい？伝わった？俺の詩的でセンスのある比喩表現によって言いたいこと伝わった？そんな感じになっちゃうんですよね。

だから、別にこの在宅自粛モードがあけたらバカ騒ぎしよう！とかじゃなくて、イベントとか旅行とかそういうんじゃなくて、遠方の父ちゃんに寿司おごってもらおう、とか原宿のナイキに新しいシューズ見に行こう、とか、どうでもいい無駄なことを他人からも自分の心の奥底からも、何の差しさわりもなくできるようになるといいですね。

そう。ここまで読んでいただいた聡明な方々はすでにお判りでしょうが、本質的に人生とは無駄ばかり、無駄なものこそ本質なのです。大宇宙の創始者、エターナルゴッド大僧正にしてみたら、孫正義もテリー伊藤もあなたもみな同じ。それどころかアルマジロも六本木ヒルズも新橋の夜中に落ちてるお好み焼きみたいなゲロもあなたとまったく同じなのです。

そう、万物はすべて無駄なゲロ！！

これ以上の真実が知りたい方は、ビットコインを大僧正に捧げよ！！

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