AIに絶対負けない営業スキル その1
キツいノルマに追われ、腐ったサバより死んだ目をした営業という名の奴隷の方々、こんにちわ。ねずみ講のパーティで講演する成功者ばりに日々キラッキラに輝やいている俺から、今日もありがたい営業ノウハウを伝授しましょう。これを読めばスキルが理由でリストラされることは100パーありません。あったとしたらあなたの容姿が原因です。容姿がスキルを上回ってひどいことが原因です。
まず前提としてですね。これからの営業マンに必要とされるものはなんなのか。ちょっと考えてみてください。営業というからにはなんらか購買行為が関係するわけで、近年ビッグデータやAIという技術が様々な職業を代替するであろうといわれる中、我々営業マンに求められるもの。そう、体力。いや違う。もしそうならここで書くのはスクワットの基本的な姿勢だから。タイトルが「スクワットの基本的な姿勢」じゃないので違います。ちなみに膝をつま先より出さないように、膝を曲げることより腰を落とすほうに意識を向けて、両手は前に出すことバランスがとりやすいです。おいおいやっぱ必要なの体力なんじゃねえか。まああったほうがよいけども。
まずですね、業界ごとにいろいろな事情があると思うんで一概に言えませんが、昔は消費者側に情報が少なくて、我々販売者側に情報量が、選択肢が多かったからこそ、我々営業マンが必要とされ、また有利に話を運べたんですけど。もうWebやらなんやらでまず大抵の情報は消費者側と販売者側で変わらず、下手したら消費者側のほうがモノをよく知っていたりします。また販売するモノ自体も技術が成熟して競合製品との違いが見出しにくくなり、それこそコスト差だけを見られてWEBでポチられて終わりってなりがちですよね。そしたら営業マンなんていらないですよ。そりゃあね。
だからこそいいたい。肩を落とし、しょぼくれている営業マンに。
「二次会のカラオケでは、まず最初に2憶四千万の瞳を入れろ」と。
それこそ、部屋の間取りを確認したらドリンクの注文を入れる前に、リモコン端末で「におく」と打ち込み最速で曲を選択し送信しろと。乾杯どころか、まだ全員部屋に入っていなくても全然かまいません。むしろイントロが流れ出し「ん？誰がいれたのこれ？」と最後の人が部屋に入りながら疑問に思ったあたりでイントロが終わるくらいがベストです。ん？まだ誰も歌ってないから恥ずかしいし、うまく歌える自信もないし、客側が好きな曲の傾向も知らないのに先に曲をいれるなんて顧客志向じゃないって？おいおいおいおい
んなこと言ってるからてめえはピコピコ以下なんだよくそヘタレが！！！
よく考えてみろ！！誰もがカラオケなんてしょっぱな歌いたくねえんだよ！それも誰もが自分の頭の中のITUNES検索しながら「チャゲアスなら無難かな…」「パンプオブチキンとか引かれないかな…」なんて思いながらけん制して、レモンサワー頼んでんだよ！！そこで一発目に二億四千万の瞳をぶち込むことで、その空気を壊して「こんなんでいいんだ」と思わせることがまずなによりものおもてなしだろうが！！それにな。学生同士ならまだしも、だれがおっさん同士のカラオケでうまい歌なんて求めてるんだっての。お前が米良よしかずばりのミラクルボイスでも誰もなんにも楽しくない。森の中のクソでかオオカミも嬉しくない。森繁久彌の声を出すクソでかイノシシも全く求めてない。
そこで！求められるのは！誰もが知っており、下手でも大声でジャパ～ン！！と歌えばそれなりに盛り上がるこの曲！あとは身振りも手ぶりもどうでもいいから、恥じらいをかなぐりすててすぐさま歌える根性！AIにこんなことができるか？いやできない。ガリベンAIなら、まだ歌広場のカウンターで会員登録しながら「今日の参加者の平均年齢と趣味趣向を分析すると…ベストな曲は…」と分析中だから。ようやくはじき出されたころには俺が歌い終わってるから。それもあれよ。歌い終わっても客の曲や飲み物を頼みやすいように部屋電話のすぐそばにいるし、誰のどんな知らない曲でも大声で合いの手入れ続けるからな。
しかも、大声で一曲目に盛り上げておくと、その後うまく回せば運がいいとその後1曲も歌わなくても「あいつはカラオケで盛り上げるのがうまい」とイメージがついて結果めちゃくちゃ楽だから。ちなみに普通の飲み会でも乾杯の最初の一杯ぐっと即飲み干すとその後一杯も飲んでないのに「酒が強い」とか思われるからね。これもAIにはできないと思うわ。AIなら「最適な酒量は現在の血中アルコール濃度からすると…」とか計算している間にめちゃくちゃ飲ませる係長が横で日本酒注いでるから。もう避けられない座組にはまってるから。
だからわかったか！！！まず二億四千万の瞳を即いれろ！！
ちなみに客を接待に誘うスキルと、二次会カラオケに連れていくスキルは！！
なんとかしろ！！！！
あまえんな！！ググれ！！！！
