そのラリアットはマジでヤバい

おっさんIT系サラリーマンの自意識が高ぶったときに、ふとぶちかます雑記です。

男の強さについて

そりゃ男なんてものは、生まれてからずっと戦い=勝利=強い=かっこいい!というシンプルな理念のもとに生きているわけなんですよね。だから俺、今4歳の娘がいるんですけど、娘がぜんぜん戦わなくてびっくりしましたもん。お前、そんなんで生きてけんの?バトルごっこしようぜ!デュクシッ!ってまあ、社会人4年目くらいまではやりますよね。やるよ。やるよな!・・・やんないの?なんかと勘違いしてない?バトルごっこだよ?

 

で、営業っていう職種柄、人と話して、交渉したり、説得したり、調整するっていうことが業務なわけで、そりゃもうある意味戦いの毎日なわけなんですよね。単純にこれ買ってよ~!お願い~!靴舐めすっからよ~!なんてのは無いわけで、コストだけでなく社内外の政治や上下関係など複雑な人間や利害関係の調整が大抵絡むわけです。

 

これが子供の時分なら、男ならバトルで勝負だぜ!目と金玉だけ無しな!ばちこーい!俺とうめいだから見えなーい!とかやってりゃよかったんですが、こと大人の交渉事だと、目の前の喧嘩に勝ったところで何にも得るものがないばかりか、逆にそれで評判落としたりすることがほとんどなんですよね。それが自分に利があろうとも、感情的に激を飛ばした時点で回りがひいちゃいますし。

 

だからね、仮にも16年ほど仕事してきて、周りの先輩方や取引先の尊敬できる人とかみて、痛感するわけです。強さとは、腕力や口の達者さで他をねじ伏せて、自分の意を通すことではなくて、たとえ表面上では土下座したとしても、周りの誰かを、大切な何かを守り通すために、耐えることだと。それは仕事だけじゃなくて人生全般そうなのかもですね。めちゃくちゃ理不尽に当たり散らしてくる人を笑顔でいなし、自分のプライドや利を置いてそこから仲良くなっちゃうような人が巨凶範馬勇次郎なんでしょうね。

 

だから男の価値とか、強さとかいう話になった場合には、腕力とか経済力とか外見とかステータスとか、そういうモノサシで測るのはもうダサいのでやめましょう。そういうときはね、朝おきて満員電車で激ブスから痴漢冤罪を食らい、逃げて打ち合わせに遅れたら案件失注して上司にめたくそ怒られ、その後クレーマーで気の短い客との激しい交渉から酒宴になだれこみ、苦渋に満ちた説教まみれの5時間をこなし、夜中12時過ぎに吐きながらヨレヨレで帰宅したら、機嫌の悪い周期にある嫁からLINEで頼まれてた風呂の洗剤を買い忘れてて玄関でめちゃくちゃキレられた時に、

 

「俺がわるかった」と心底言えるかどうかを基準にすべきなんです。

 

すべきなんですよ!!

 

ちなみに実話ではないからなマジで!!嫁が見ててそう思われたらまずいからガチでほんとそれだけは言っとくからな!似たようなニュアンスのことはあったけど上記のレベルではないからな!そしてこんな長々とえらそうにいってるけど俺謝れない。

 

 詰め替え用かどうか聞いてねえし!とか言う。言うと思う。