そのラリアットはマジでヤバい

おっさんIT系サラリーマンの自意識が高ぶったときに、ふとぶちかます雑記です。

ユニクロTシャツMなのにL事件

解除されたぁああああ!!!解除されたぞおおおおおおお!!!うおおおおおおお!!!穴の開いたピンポン玉を無理矢理咥えさせられ、全身をゴムバンドでミイラのように縛り付けられ地下250階でコンクリ詰めされていた日々とはもうおさらばだッ!!あとジェラルミン製のさすまたで2Mのソーシャルディスタンスを取ってくるガチムチの刑務官からも解放されるッ!!いや~、しんどかったですね~、この35年間。

 

あっ、そっちの解除じゃない。そうですか。いやでもまあ、ここで気を抜いたらダメですからね。ちゃんと毎日手を洗って、穴の開いたピンポン玉を咥えこんで、刑務官たちにソーシャルディスタンスを取られる衛生的な日々をすごしましょう。ちなみにこれらの重犯罪者への対応に関する知識は全て少年チャンピオン連載の『バキ』1-2巻から抜粋しています。主にドリアン編です。敗北を知りたいッ!!

 

まあ、私は相変わらず在宅業務が続き、最寄駅から出ない日々なんですけど、ちょいちょい朝夕に買い物に出かけるくらいにはなりましたが、いつもと変わらない平穏で平坦な日常を送っていません。悪意と敵意に満ち溢れた世紀末荒廃感あふれた日々をおくっています。うおおおおおおおお!!!ふざけなんなよこのヤロウぉオおおおおッ!!今日はそのうち1つを告発し、俺に敵意をむけるヤツを全員刑務所にブチこんでやるッ!!

 

(紳士諸君 東京で会おう)

 

 

でね。ある日、ユニクロでTシャツを買おうと思ったんです。俺通常Lサイズなんですけど、最近オーバーサイズ気味なやつとかあってだぶだぶだったりするじゃないですか。あれ嫌いなんで念のため試着して、やっぱりMがいいな、とおもってMを買おうと思ったんですけど、また後日でいいか、と思ってその日は帰ったんですよね。で、次の次の日にやっぱりあれ買おうと思い立ってタグを確認し、「Mだな」と思って買って帰ってさっそく着てみたら、それ「L」だったんですよ。なんかダブダブだし袖や裾もどう考えても長い。ん?と思ってタグを見ると、「M」って書いてあるんです。

 

いやいやいやいや。お前はLだろうと。MBは騙せても俺は騙せんぞと。昨今オーバーサイズ気味のファッションがもてはやさてるけど俺あれ見るたびに中学入学したてに母ちゃんが「どうせ大きくなるんだから」って買う学生服みてえだな!だせえ!って心の中でハイパー見下してる身としては断固このサイズ違いは許せません。中学生なら2年待てばサイズに体が追いつくかもしれませんが、俺は40歳。増えるのはシワとホワイト陰毛のみ。だからMサイズTシャツはどう着てもLサイズだから、レシートもあるし交換しに行こう!と思ったんですよね。1900円したし。・・・おい!!「フッ…(笑)」って聞こえたぞ!!貴様今バカにしたろ!!!1900円もあれば何ができると思ってんだ!!!1900円の肉!!1900円分の魚も食える!!!あと1900円分の服!!

 

ていうまあ、これもコロナ禍の在宅業務が続いたことによる精神的不安定さの結果なんですけど、それはそれとしてユニクロに交換にいったんですよね。でも道中ふと思ったわけです。これってどうやって俺の道理を説明すべきかと。だって、サイズがMだと思ったらLだったんですう~、とかいってもタグは間違いなくMってなってるし、最初に試着したときの服がミスでサイズ違いだったのかもしれないし、試着した2日前から俺が急激にバルクダウンしてダブダブになったのかもしれません。こりゃ難しい。まずMサイズなのにLサイズだっていう部分を納得させなければいけないし、それが自分の単純なミスじゃなくて製品側の理由って証明しなきゃいけないし、あと俺がバルクダウンしていない、決して戦闘時のマウント斗場から日常時のマウント斗場に戻ったわけではないことも証明しなければなりません。難しい。葉巻はしてないけど難しい。

 

で、考えに考えて考えて考え、結論に至りました。ありのままを店員に言おうと。人の良心を信じずに何を信じるのかと。ビリーブヒューマン。ビリーブユニクロ。そう固く誓った俺は、サイズミスのTシャツとレシートを持ち込み、店員に説明しました。こういうのは簡潔に論理的に一発で決めなければいけません。俺はもちこんだ服のタグ部分、「M」を店員に見せてこういいました。

 

「これMサイズかと思ったら、Lサイズだったんです」

 

しくじった。完全に頭のおかしい奴だと思われた。その証拠に店員がウーパールーパーのから揚げ食った時と寸分たがわず同じ顔してる。「え?こいつなに?頭おかしいんじゃねえの?Mサイズじゃんそれ?」って思ってんだろどうせ。違うの!違うの!ちゃんと聞いて!

 

「こっ、これ!Mサイズってあるけど、Lサイズなんです!ほら!」

 

やべえ。店員が「はあ」とすら言わねえ。しかもあせって大きな声だしちゃったから、なんか変な緊張感すら漂っている気がします。あと一言俺が間違った発言をしたり、ジャケットの中に手を入れたら銃で撃ち殺されてもおかしくない。そんなデトロイトのギャング同士のシマ争いみたいなムードになってきました。

 

「いや、あの・・この間試着したときには、Mでよかったんですけど、その後買ったらダブダブだったんで、やっぱりみたらタグがMで、おかしいな、っておもってきたんですう・・・」

 

店員「じゃあ他のと比べてみますね」

 

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!その手があったか!!!!お前アインシュタイン?フォンノイマン?あのシコルスキーならあるいは?さっとその店員は売り場にある同じTシャツとサイズを比べ、サイズがあきらかに大きいことを確認すると、ちゃんとしたMサイズの服に快く交換してくれました。助かった。

 

いやほんと、たまたま店員が気が利く天才だったからよかったようなものの、こんな絶望的に説明しづらい服の製造ミスにあたることなんてあります?他の人なら間違いなく絶望しあきらめ、1900円を無駄にした精神的ショックから立ち直れませんよ。そういう意味では本当ラッキー。よかったですよ俺は。まあそっから2週間くらいしてふと気づいたんですけどね。その服あんまり好きじゃないなって。だからあまり外では着ず、寝間着にしてるんですけど、

 

 

そうするとそれはそれで気づくんですよね。

 

ちょっとサイズきついからLサイズにすりゃよかったなって。

 

 

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