そのラリアットはマジでヤバい

おっさんIT系サラリーマンの自意識が高ぶったときに、ふとぶちかます雑記です。

2023にむけて2022を振り返る

あけましておめでとうございます。皆さんどんなお正月をお過ごしでしょうか。新しい年を迎えたこの機会に存分に体を休めたり、新しいことを始めるのも重要なことですが、私はまずちゃんと過去を振り返ることをお勧めします。過去から学び.未来に生かす。それこそが脳という思考機関を持つ人間の特権であり、つまり何も考えず過去から学ばないということは人間性の放棄であるといいたい。その重要さと有用性を皆さんに伝えるために、まず私自身が昨年を振り返ってみようと思います。

 

■2022年良かったこと

 

・フルマラソン4時間切れた

2019年に東京マラソンに当選し、なんとか膝や踵を痛めつつも完走、いや敗北感にまみれて5時間半で完歩しました。あの敗残兵のような体験があまりに悔しく、颯爽と42キロを駆け抜けたい、と奮起して月200キロの練習をほぼキープしたこの2年間。ようやく2022年1月に河川敷マラソンですがサブ4達成できました。これは良かった。なんせサブ4してない人を露骨に見下すことができるようになりましたからね。この、サブ4も達成できない薄汚れた豚どもが!糞尿でも啜るがいい!…はっ…!そこにおわしますのはサブ3の方々!ご機嫌麗しゅう…ぜひその神々しい御御足をこのサブ4豚めに舐めさせてください!

 

・トレイルランにハマった

そんなランニングブームにさらに拍車をかけたのは友人に誘われて行ったトレイルランニングでした。単調なロードに比べ自然の中を駆け抜けるのは本当に気持ちいい!4月の青梅高水国際15キロから始まり6月の両神山トレイル20キロ、8月の陣場山トレイル30キロときて、10月のハセツネ70キロをやり遂げたのは本当に達成感ありました。ハセツネで夜中の風雨吹き荒れる山の中を低体温症で倒れる人たちを横目に何時間も歩くという激キツムーブを体験し、今後何があっても『ハセツネに比べれば…』と思えるようになったのは大きな収穫です。石を抱かされながら鞭打ちされて両足ノコギリで切られても楽勝です。たぶん。知らんけど。ハセツネに比べれば…!(死)

 

・ブレワイクリアした

42才にもなるとアクションもRPGも、ゲームをやる集中力がわかなくなりますよね。そもそもゲーム自体時間の無駄、スイッチ入れる気もしねーわ、と思っていたのですがブレワイは違いました。ほんとゼルダの世界にどっぷりと浸かり、メタバースどころか脳神経までリンクと直結するかのようなハマりぶり。15年ぶりくらいに睡眠時間を削って遊びました。多分ガノン倒してなかったら今でもハマってたと思います。ガノン倒してから急に無気力になってしまいましてね。マジで倒さなければよかった…次回作は死んでもラスボス倒さないぞ!俺の人生はハイラルにあるんじゃーい!

 

・仕事クビにならなかった

よくやった。ギリ回避した。我ながら偉い。

 

 

 

■ダメだったこと

 

・プロレスを一度も見に行けなかった

会社のプロレス愛好会に属し、先輩たちから様々な薫陶を受けてきたのですが、気づいたら毎週ワールドプロレスリングを見るだけでなくYouTubeやネットで情報を漁り、一番熱くプロレスを語るようになってしましました。ちなみにW杯もM-1も1秒も見ていません。何が面白いんだあれ。チョップもラリアットもブレーンバスターもないのによくそんなに盛り上がれるな。そんなプロレス大好きな私なのに2022年は一度も生で見に行かなかったのが1番の後悔です。たとえ声援が出せないとしても一度は行きたかったなー。

 

・パチンコで金をスった

いやパチンコってほとんどやったことない、っていうかむかーし昔に友達と行って15分で五千円が消滅しそこから2度とやらねえ、と誓ってからこの20年ばかしやったことなかったのです。今回、会社の後輩2人とただ忘年会しても芸がないので、余興がてらみんなで一万円でパチンコやってその結果でいく店を決めよう!みんな負けたらサイゼリアな!とルールを決めてやってみました。初心者ばかりでよくわかっておらず、マジで物理的に玉がなくなってカードだけになってたことにビビったり、カメラで俺らを観察し、その結果当たる確率を操作しているに違いない…!と仮説を立ててわざと初心者ぶることで勝つ確率を引き上げようとしたりしましたが、店員さんが丁寧に教えてくれるだけで何もなく、いたってスムーズに我々の3万は消滅しました。最初っから3万なんてなかったんじゃないかと錯覚しかけました。なんなら「左打ちしろ!」という言葉の意味を理解するだけで3千円くらいかかった。しかしパチンコ屋、すげえ数ある上にめっちゃ人いたんですがあいつらあのスピードで金かけてんのか…昔からパチンコにハマる人たちを人生の敗者共と見下していましたが、今なら未知に挑む勇敢なチャレンジャーに見えます。すごい!パチンカス恐るべし!リスペクトパチンカス!

 

・大空の元でうんこをした

あれは思い返せば22年一月。サブ4達成に向けた30キロ走をしていた早朝の誰もいない雑木林を駆け抜けている時でした。突然あらゆる神に祈りを捧げざるを得ないほどの大腹痛に遭遇しましてね。油汗が滴り、歩くのも困難なくらいの激烈便意。決壊を予感させるその激痛は、たとえ俺の肛門括約筋だけがアーノルドシュワルツネッガーだとしても後5分は持たないことを確信させるにイナフすぎました。決壊を確信した私は人目がつかない場所と、本能でケツを拭けそうな落ち葉を探しました。この時、痛みに耐えながら『人間って野糞する時、マンガみたいにマジで落ち葉探すんだな』と思ったことを覚えています。そうしてケツにソフトな優しくやわらかい葉を握りしめ、なるべく人目につかない、そして地球環境に影響を与えなさそうなサステナビリティの高い場所を見つけた私は無事意図的にダムを決壊させ、崩壊による村民の被害を抑えることができたのです。国語力が低くて比喩がわかんない人向けにいうと無事にのぐそ出来たのですが、何がショックだったかっていうと42にもなって無様にのぐそしたその事実ではなく、その後何事もなかったかのようにランニング再開して10秒ほどで目の前に公衆トイレがあったことが一番ショックでした。マジで叫びましたからね。『おい!おせえよ!』ってね。いや公衆トイレお前は何も遅くない。俺が遅い。言い換えれば俺の便意が早すぎた。

 

 

■2022年の総論と2023年に向けて

というわけで昨年を振り返ると、なんだかんだ言ってランニングを中心に最高に楽しかった一年だったなと思うと共に、反省点としては『プロレスをもっと見て、パチンコと野糞をしない』という大変示唆に富む有用な考察結果を得ることができました。よかった。

 

みんなも過去を振り返って教訓を得、コスパ高めな人生を切り開いてください。そして今考えると42才って厄年の最後だったのですがなんもなかったなーと思ったら野糞、あれが厄だったんですね。今気づいたわ。あぶねえあぶねえ。なんとか切り抜けられてなによりでした。

 

 

(切り抜けてない)